VOCALOIDの紹介動画について雑記。

データ的なものは何も持ってないのですが、ここのところVOCALOID関連で一騒動あったので
なにか書いてみるかーってことで書いてみます。


ここのところの印象として、VOCALOID、特に初音ミクについてですけど
以前よりも公共物的なイメージが強くなりました。
なんでだろうなーと思って考えてみたのですが、
色んな曲や動画、動画以外のものに出るようになって
共通している最大公約数的なイメージが小さくなったのが自分の中では大きいかも。


数が増えれば増えるほど分散化して共通項が少なくなるのは当然ですし
色んなところに使えるクセのないキャラクターって点ではその方がいいと思います。


あとはVOCALOIDに接し始めた時期によって各々で持ってるイメージが違うのもあるのかなとも。
時期というよりもその人がVOCALOIDに接し始めたときの流行、主流ですね。
例えば、自分は2007年9月のオリジナルのキャラクターソングものが出始めた時期に
VOCALOID初音ミク)を聞き始めたのですが、初音ミクについて持っているイメージは同じ時期に聞き始めた人と近いことが多いと思います。
また、メルトが流行っている頃に接し始めた人たちはその時期に聞き始めた人とイメージが近いでしょうし、ProjectDIVAが流行ってる時期に聞き始めた人はそのイメージが強いかもしれません。


きっかけによってその人の核となるイメージに差異が生じてるって感じですね。
これが参入時期によるジェネレーションギャップみたいなものなのかな。
これが酷いと同一ジャンル内における古参が新人がみたいな話になると思うのですが
多種多様な曲・動画群が特徴でもあるので目立ってそういうのはないと思います。
これがないと古い人しか残らなくて尻すぼみですからね。
新しい人がいるという点では喜ばしいことかなと思います。


VOCALOIDで曲を作る人に新規参入者はそれなりにいる。
新規に曲を聞く人もそれなりにいる。
ほう、それはよろしいじゃないかというわけですが、
ここでちょっと自分の分野の方向の話へ。


曲紹介とかサポート的な方面の話。
んー、どうなんだろうなと思うのがランキング動画を含め継続している曲紹介動画の作り手がほぼ固定化している点ですね。
一部紹介動画の作者さん同士で協力しあっているというのはありますけど、一つの紹介動画を複数人で作るというのはあまり行われてないと思います。
ニコニコ全体のランキング動画は週ごとで作ってる方が違うらしいですけど。


その動画の作り手さんが今後紹介動画を作成できなくなった場合に
代わりの機能をもった動画が登場してくるのだろうかという点と
受け手としてその人がその動画を作るのが普通になってるのではないかという点。
これら2点がちょっと疑問だったり。


紹介動画を作ろうにも大方席が埋まっちゃってるのもあると思うのですよ。
やろうと思ったら随分前から別の人がやられてたみたいな。
ブログやらwikiやらで紹介は増えてるので、特に若い新規に聞き手に
動画を作成するほどの環境がないってのもあるかもしれない。


まー、実際、紹介動画が作れなくなった場合は新しく作る人が出てくるでしょうから杞憂なんでしょうけどね。
ただ、日刊系を作成される場合は技術も必要となってくるとなるのでもしもの場合は不安といえば不安なんですよね。
非定期の紹介動画だと働きかけでもしない限り殆ど弾き継ぎ手が出てこないような気もしますけど。


ブログとなると特定の作者さんだったり偏りというか紹介者の好みによるところが大きいですし
先日出たVOCALOID大全のような経済が絡んでくる紹介は大味というか有名ところに偏るでしょうし
紹介関係もそれなりに大事なんじゃないかなと思ったりするわけです。


VOCALOID関連の動画がね、ニコニコ動画の運営のランキングか、タグ検索でしか見つからない(見つけにくい)ようになったら、勢いが小さくなってしまうような気がしないでもない。


ランキング動画や紹介動画は利用してないよって人には問題ないと思いますけど
やっぱりそれはディープな層であって、ランキング・紹介動画の存在の一番のメリットって
その分野のカジュアル化だと思うんですよね。


しかし自分勝手な心配してるなーと思いながら終わりにします。。