グラフで見る週間VOCALOIDランキング初掲載者のデータ。

ここ1週間ほど週刊VOCALOIDランキングについてデータを集計してたので公開。
ほとんどSNSに書いたものと同じです。


週刊ランキングを見てると定期的に似たような主張をする人もいるようなので、データ見た方が早いだろうということで集計を始めました。
前提としてランキングのTOP30掲載者に限ってます。

一つずつみていきます。


1.週刊VOCALOIDランキングTOP30の新曲に占める初掲載者率

77回分で、全部表示すると非常に見にくかったので、4週ごとの平均値をとってます。
右肩下がりになっているということは、一度ランキングに載ったことがある人がランキングに載る率が増えているということになります。
10月に最も初掲載者率は小さくなりましたが、それ以降は少しずつ持ち直しています。


これはニコニコ動画のプレミアム会員のマイリスト数上限が大幅に増えていることが影響しているのかもしれません。
一方で、1月の巡音ルカはそこまで影響がなかったようです。


このグラフを見た限りでは、新VOCALOIDが発表されても今までランキング上位に入ってこなかった人が大幅に増えるとは言えないようです。
まぁ、ランキングに掲載されたことがある人も新VOCALOIDを使用するので当然といえば当然なのですが。


現状で言えば、新曲のうち3割は今までランキングに載ったことのない作者さんですよという話。
逆に言えば、新曲の7割はランキングに載ったことのある作者さんということなんですね。
兎にも角にも人が増えて層が厚くなりましたということです。


2.初ランキングTOP30掲載者におけるそれまでの動画投稿数の割合

初めて週刊VOCALOIDランキングTOP30に載った人がそれまで投稿したVOCALOID動画数の割合です。
修正前、ショート版も含めているので、ランキングに載るまでにいくつ曲動画を投稿したかというデータ。

先のグラフより、初掲載者の率自体減っているので、その影響をモロに受けているのはどの層かというと、曲を2〜4曲出している層になります。


要は長期的に作品を発表し続けている作者さんか、最初からすごい作者さんでないとランキングに載りにくくなりましたよというデータ。
すごい初投稿作者さんが出るときには、長期的に作品を発表し続けている作者の枠が奪われちゃっているようです。


あと言えることは、新ボカロが出たときには初投稿者も注目されやすい。
逆に言えば新ボカロが発表されると新規参入者が増えるみたいです。
新ボカロ発表の時期は技術的な熟練度を度外視して注目されるということが言えるかもしれませんね。


昨年夏のニコニコ公式ランキング改変で一番割を食ったのは初めて投稿する作者さんだったということでしょうか。
新ボカロ発表予定がない場合は、こつこつと曲を発表されている方がブレイクする率が高いですよというデータなのかもしれません。


8〜11月はマイリスト数の飽和も関係しているのではという意見を頂きました。
視聴者側に


新人>熱心に応援している作者>投稿2〜3回目の作者


というマイリストの優先順位の構図みたいなものがあったのではないかと思ったりもしてます。

とりあえず今回はこれまで。
次の記事に10万ポイント以上獲得した曲について載せていこうと思います。