第三者による曲紹介についての考察。
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ここで述べる第三者とは動画(曲)制作に関わっていない人物。
もしくは動画製作者と直接的コネクションを持っていない人物とします。
要は、どうあがいても動画のコメントやリンク等を直接的・間接的に弄れない人物です。
ボーカロイド曲の増加に伴い、どうしても十分に聞いてもらうことなく人の目の触れにくい状況に陥った曲というものが存在します。
このような場合、埋もれてしまったと表現されることが多いですね。
新曲が埋もれないように、また、埋もれてしまった曲を多くの人に紹介しようという動きがボカロ界隈には多くあります。
これらの行為は通称、発掘とも呼ばれます。
発掘動画、各SNS、2ch、個人サイトと発掘は様々なところで行われているのですが、どうも中々効果が現れないような印象を持ちます。
さて、これはどうしてなんでしょう?
今回はこれをメインテーマにしたいと思います。
最初からちょっと強引ですが、結論を端的に言えば
Q.何故曲紹介しても伸びないのか?
A.紹介者自身に影響力がないから。
これに尽きると思います。
週刊VOCALOIDランキングのED曲が伸びるのは週刊VOCALOIDランキングに影響力があるからです。
この「影響力」という単語、前々回の考察でも何度も使用していますが、
何度も使っちゃうくらい重要なことなんだと思ってます。
「影響力」、言い方を変えれば「知名度」ですね。
10人〜20人に聞いて欲しいという場合にはそうでもありませんが、
発掘されて、注目を浴びて欲しいとなると空しいくらいにこの「影響力(知名度)」に左右されます。
この「影響力(知名度)」は曲を伸ばすための必要条件と言えるでしょう。
自分にはそんな影響力とか知名度なんて・・・と思われる方が大半です。
まー、そんな影響力を持っている「人物」なんてボカロ界隈でも極一部しか存在しないでしょう。
しかし、影響力のある「人物」ではなく、影響力のある「組織orコミュニティ」でもこれは成り立つのではと自分は考えます。
効果としては時として組織の方が大きいでしょうね。
この場合の大きな違いは発信者が「個人」か「集団」かです。
また、埋もれ曲紹介の効果が現れる場合は大抵、動画紹介数が限定されます。
個人が20曲を紹介するのと、集団が1〜2曲紹介するのとではパワーが違ってきます。
ここまで書きましたが、この集団となると普通埋もれ曲とは呼びませんね。
祭り対象曲などがこんなかんじでしょう。
要は特定人数間でこの曲はみんなに紹介したいという共通意識が発生しないと「伸ばす(より多くの人に聞いてもらう)」というのは個人では難しいということです。
下手をすれば組織票ということになりかねませんが、各紹介者間で連携をとらなければ、注目を浴びてない曲に注目を浴びさせるのは難しくなります。
ただ、紹介者同士が協力しあう場なんてものがあってもいいんじゃないかと思いました。
個人でなんとかしたいとなると、自身が影響力をもつ人物になるしかありません。
曲紹介で有名になるというのは次のステップで、その前に曲や動画を作る。
企画を行うなどで人々の注目を浴びる必要があります。
週刊VOCALOIDランキングを行っているしっぽたんさんはいい例ですね。
彼の企画の実績等で彼と企画が評価されている上で、ED曲の発掘等が成り立っている節があります。
また、別の例で言えば、著名人による曲紹介などですね。
この場合はボカロ界隈の枠を超えて人を呼び込みます。
現実世界の知名度が、そのまま曲紹介へ影響してるわけです。
さて、ここまでで普通の人ではどうしようもないようなノリで書きました。
ここからは、個人で曲紹介をする上で大事そうなことを考えてみます。
このことについては自分の中で答えが出ていて、完結に言えば
紹介するものを絞る!
ということです。
現状の埋もれ曲が発生している要因の一つが曲が増えすぎているためです。
これは聞き手が多すぎる曲数に対応できず、ある種疲弊していることもあります。
曲紹介者はその聞き手に対して曲を紹介しているわけで、紹介でさえ数が多いとどれを選んだらいいのか、もしくはこんなに数があるのかということで圧倒されてしまうでしょう。
動画で紹介する場合は、メドレーという形式をとれば、数が多くても受動的に聞かせることがなんとか可能です。
しかし、サイト等で紹介するとなると訪問者は能動的に動画URLをクリックしなければいけません。
仮に10曲紹介するとして、どのくらいの人が10曲目までURLをクリックしてくれてるでしょうか。
もしかしたら2〜3曲目でURLをクリックするのを止めているのかもしれません。
曲紹介で一番重要なのはURLをクリックさせることです。
紹介するだけでクリックして聞きにいってもらわないと意味がないですからね。
これは対象を目立たせるというのが最重要となります。
本屋でもCDショップでもいいですが、紹介ポップが付いている商品がありますよね。
あれはポップがついてない商品群の中にポップがあるから目立つわけで、
そこらじゅうポップがついている商品群の中にポップ付きのものがあっても目立ちません。
重要なのは変化です。
赤の背景に緑の物体があれば目立ちますが、
緑の背景の中に緑の物体があっても目立ちません。
対象の目立たせ方は臨機応変にってことです。
曲紹介をする上で全部を聞いて欲しいというのは紹介者として当然の感情です。
ただ、その中に紹介のテクニックというものも重要になってくるのではと思います。
例えばですが、特定のジャンルや特定の歌わせ方の曲紹介に定評がある人がいるとして、この人だけだったら曲紹介の利用者は限定されます。
しかし、別のジャンル紹介に定評がある人へうまく人を誘導することができれば、訪れた人を逃さず曲紹介へと誘導することができるのではないでしょうか。
前々回の考察でも書きましたが、足りない箇所は補い合う、基本はそうだと思います。
とまぁ、今回の考察はここまでです。
なんか考察というよりも持論の展開になってしまいましたねw