都道府県別20代〜40代のニコニコ動画視聴率。

今回はVOCALOID関連の内容ではないです。


先日ニコニコ動画にて衆議院選のネット入り口調査なんてものが行われてました。
そこで、選挙ということで小選挙区ごとにアンケートをとっていたわけです。
結果を見ると見事に選挙区ごとに人数が書いてあります。


その結果データはこのページ。
http://www.nicovideo.jp/static/enquete/special/entrance/200908/


年齢別の人口は総務省のこのデータを利用しています。
都道府県別の年齢階級別人口
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2007/xls/070802_2_sk3.xls


そこでこのデータを使えば地域ごとのニコニコ動画視聴率が調べられるのではないかと思い調べて見ました。
アンケートの対象が20代〜40代とのことなので、都道府県別の年齢別人口データを持ってきて都道府県別に以下の式でニコニコ動画視聴率を出しています。


20代〜40代のニコニコ動画視聴率=アンケート回答者数/20代〜40代の人口


今回のこのアンケートは3日間、回答するまで表示されるというしつこいアンケートだったので回答数自体は普段のアンケートよりあったようです。
要は3日に1度ニコニコ動画を見るような層ならアンケートをやったのでは?ってな感じです。


というわけで以下結果です。

視聴割合の大きかった都道府県から並べていきます。


1 東京 2.18%
2 富山 2.01%
3 福井 1.98%
4 岡山 1.88%
5 新潟 1.79%
6 熊本 1.73%
7 千葉 1.70%
8 北海道 1.61%
9 静岡 1.60%
10 神奈川 1.59%
11 香川 1.53%
12 群馬 1.52%
13 埼玉 1.48%
14 愛媛 1.47%
14 鹿児島 1.47%
14 奈良 1.47%
17 三重 1.45%
18 京都 1.43%
19 愛知 1.41%
20 岐阜 1.40%
21 高知 1.38%
22 宮城 1.35%
23 山梨 1.34%
23 石川 1.34%
25 青森 1.33%
26 岩手 1.32%
27 広島 1.29%
28 大分 1.26%
29 茨城 1.22%
30 長野 1.21%
31 兵庫 1.20%
32 大阪 1.20%
33 栃木 1.17%
34 滋賀 1.16%
35 山形 1.15%
36 秋田 1.14%
37 島根 1.13%
38 山口 1.09%
39 鳥取 1.04%
40 佐賀 1.03%
40 徳島 1.03%
40 福岡 1.03%
43 長崎 1.01%
44 福島 0.91%
45 和歌山 0.87%
46 宮崎 0.76%
47 沖縄 0.74%


全国平均 1.35%


こんな結果になりました。
東京と沖縄では3倍くらい違いますね。


東京の20代〜40代の50人に1人はニコニコ動画を見てるっことですね。
全国的には20代〜40代の75人に1人はニコニコ動画を見てる感じ。


アンケートには全員が答えたわけではないのであくまでも最低値で実際のところは違うかもしれません。
とりあえず参考までに知りたくなったので出してみました。


追記

どうやらネタが被ったらしい
http://d.hatena.ne.jp/highemerly/20090813


さらに追記


アンケートの回答数を集計したら728,806でした。
これは全国の20代〜40代49,531,631人の1.47%となります。


上に書いた全国平均1.35%は47都道府県の%の平均ですので、その辺り数字が違ってきてるのかも。
地域による偏りがあるということですね。


ニコニコでは85万人アンケートなんて言ってましたから足りない約12万人分のデータが50代の回答なのかもしれませんね。

VOCALOIDと消費とサルベージとか。

ニコ動におけるコンテンツ消費速度の速さについての記事があったものですから
自分も何か書いてみるかなーってことで書いてみます。


元々ニコニコ動画におけるコンテンツの消費スピードはVOCALOIDに限らず速いです。
動画単体だと2〜3週間。
特定の共通キャラクターを使った2次創作的なカテゴリだと1〜3ヶ月程度です。
特に2008年7月以前はこれが顕著でした。


消費スピードに耐え切れずあるキャラクタージャンルが廃れるということは多々ありますね。
ほとんどの場合


1.きっかけとなる動画(出来事)の出現

2.それらを題材にした多様性のある動画の大量投稿

3.ヒット動画の出現

4.内容の偏り、多様性の減少


といった形になっていくと思います。
多様性を失い、特定方向に特化すると途端にパワーを失ってしまうんですよね。
消費のスピードを多様性のある数で補ってるのが初期からのニコニコ動画の流れという気がします。
過去の例からその期間は大体3ヶ月程度でしょう。


VOCALOIDも歌唱による一次創作ツールという面を持っていなければ3ヶ月程度で廃れていたと思います。


で、この数が多すぎるが故に新作が多すぎて追いつけない、過去を振り返れないってのが
問題点であるってのはなんというか面白い。
飽きないためには新しいものを出し続けないといけないというのは難儀なものです。


個人的にはね、これを解決するためには集合知というか情報の集約化しかないと思うのですよ。
数には数で対抗しないと多分太刀打ちできない。


大事になってくるのは情報のアウトプット化。
開いた動画の曲がいいと思ったらなんでもいいのでアクションを起こしてアウトプットする。
で、それらの情報を集約して収集するシステムがあればいいと思うんですよね。
そうすれば後からその情報をきっかけにして探すことが可能です。
既存のもので代表的なものは初音ミクwiki,はてなブックマーク辺りですね。


聞き手側のCGMとでも言いましょうか。
聞きました、消費しました、その後にもう1アクション欲しいですよね。
次に繋げるという点でも。


心の中で幾らいいと思っても何もやらなきゃニコニコの海に沈んでいってしまう。
下手したら手がかりがなくて二度とサルベージ不可能とかね。
自分の気に入った曲を他の人にも知って欲しいと思ってるいる人ほどこれは重要かなと思います。


はてなブックマークの方で意図的に積極的に動かれてるように見える方は何人かいらっしゃいます。
初音ミクwikiの方はかなりの人が編集をされているようです。
ただ、傾向としては特定の人物だったり曲が何度も編集されることが多いかな。
まー、偏りってのは自分が運営してるサイトでも言えることなんですけどね。



以下、グダグダな話。


後から未知の物を探せるようになるためにはキーワード検索以外の検索ができる必要があるんですよ。
鼻歌検索なんてできない以上は具体的にはタグ検索が出来る必要があるんですけど。


タグ検索が最も充実してるのはどこかというとそれはニコニコ動画
ただ、問題なのはタグが消せるという点。
露出機会の少ない動画の場合、荒らしによってタグが消されると致命傷になります。


初音ミクwikiは編集者の数は多く歌詞も載っているのですが、タグが貧弱なのでメインがキーワード検索になります。
だからどうしても検索者が一度聞いたことある曲を調べるという方向になりがち。


はてなブックマークは人気曲以外も細かくブックマークされてるんですけど、検索しにくいというのがきつい。


ブログはレビューも細かくブログ主の愛着も見れるのですが、ネットの各所に点在してるのでRSSでも使わないと一まとめにして読むというのが不可能。


ニコニコ動画やらpixivの登場で、各動画・曲・絵が一箇所に集約されることで人が訪れ、各コンテンツの露出機会の増加ということに繋がりました。
だから、各地に点在しているVOCALOID曲の情報・感想も一箇所に集約できないかなーと思うわけなのです。


個人的にそういうのを作れればいいなと思ってるんですけど力不足な所もあったりでその域まで達してません。
う〜ん、なんとかしたい。


でないと、大部分の曲について言及するってのは不可能です。
パワーバランス的に有名曲に偏りますからね。


某所の人力検索すげーなーと思ってます。

ヒットしたVOCALOIDオリジナル曲の歌詞傾向。その2。

前回書いた記事の続きになります。


ヒットしたVOCALOIDオリジナル曲の歌詞傾向
http://d.hatena.ne.jp/xaby_bokasachi/20090706/1246883462


前回は週刊VOCALOIDランキング全体の歌詞傾向について書きましたが
今回はTOP10の歌詞傾向とTOP30に入ったことのある初音ミク単独メインボーカル曲の歌詞傾向についてデータを集めてみました。


まずはTOP10の方からです。

☆が付いているものはTOP30で一番割合の多かった歌詞テーマ。
青い項目はTOP30よりも5%以上割合が増えている歌詞テーマ。
赤い項目はTOP30よりも5%以上割合が減っている歌詞テーマです。


TOP10にランクインするという曲というのは週を跨ってランクインすることも多く
人が人を呼ぶ傾向にある曲が多いと思われます。


初期はボーカロイド、後期は恋愛と大体の傾向はTOP30と変わりません。
注目しておきたいのは新ボーカロイド発売時にはボーカロイドをテーマとした曲が
大ヒットを起こしやすいということでしょうか。
聞き手側の要求が分かるような傾向でもあります。


恋愛テーマの歌詞が青くなっているということは、全体に比べてその歌詞の曲が上位に偏っているということです。
ということは、まだまだ需要があるよってことでしょうね。


それで、次に初音ミク単独での歌詞傾向になります。

☆が付いているものはTOP30で一番割合の多かった歌詞テーマ。
青い項目はTOP30よりも5%以上割合が増えている歌詞テーマ。
緑の項目はTOP30の上位5つには入っていなかった歌詞テーマです。


2008年6月〜9月を除くと初音ミク単独オリジナル曲で一番人気のある歌詞の傾向と
TOP30の歌詞は同じになっています。
この2008年6月〜9月には他のボーカロイドが台頭してきたということが言えますね。


2008年12月以降はボーカロイドをテーマとした歌詞のものがランクインすることもなくなっています。
このデータは初音ミク単独のものなので初音ミクをテーマとした曲がヒット曲にはならなくなってきたと言えるでしょう。


全体的に言えるのですがヒットする歌詞のテーマが
「恋愛」「夢・希望・未来」「不安・嘆き」といった内容になってきている傾向があります。
普遍的な内容といったところでしょうか。
ロックというかバンドサウンド系の曲がヒットするようになったのも関連してるようです。


極端な話、この表に載ってないような歌詞テーマの曲を聞きたい場合は
ランキングはあまり当てにならないということが言えると思います。
逆にこういった歌詞内容の曲が聞きたいのであればランキングは有用ですよということです。


ランキングとの付き合い方みたいな話でもありますね。

ヒットしたVOCALOIDオリジナル曲の歌詞傾向。

前々から興味があったテーマですがデータを集計したので今回公開。
週刊VOCALOIDTOP30にランクインした新曲の歌詞内容についてです。



うちのサイトの方で16種類くらいに分類しているのですが、そのうち上位5つを2ヶ月ごとに出してます。
こういうときにデータベース作っててよかったなって話ですね。


見ていただくと分かるのですが、人気のある曲の歌詞テーマが
ボーカロイドのものから恋愛ものへと変わっていっています。
2008年8月というのが一種のターニングポイントみたいですね。


以前公開した新曲数もこの2008年8月に大きく変動したので色々と影響は大きかったようです。


テーマソングというのには物語風の歌詞も含まれてます。
まぁ、汎用性がなさなそうな独自世界観のものをテーマソングというカテゴリとしてうちでは分類してます。


このデータ歌唱ボーカロイド別のデータを取ってみないとどうも傾向が分かりずらいかなと思ってます。
要は使用ボーカロイド別で傾向があるんじゃないの?って話ですね。


使用ボーカロイド別にデータを取っていくのがだるいのでまずは全体で取ってみました。


これだけだとボーカロイドをテーマにしたヒット曲が減って
恋愛テーマの曲が依然としてヒットするようになったねとごく普通のことしか言えないです。

VOCALOIDブログパーツのクリックデータを公開してみる。

実は先月頭から左においているブログパーツのデータをとれるようにしています。
それまでActionScript2で作ってたんですけど、3じゃないとそれらの集計ができないらしく
なんとか調べながらデータ集計ができるように作り直しました。


以下、1日あたりの利用のデータです。

VOCALOID Ranking Wacterブログパーツ

ぼか路地のデータを利用した24時間のランキングを表示するパーツ。


サイズ   ブログパーツPV   動画クリック数   動画セッション   外部プレイヤークリック数   外部プレイヤーセッション   クリック率 
180×900   19,747     978      504     103     60     5.47  
180×450   17,328     228      93     12     9     1.38  
180×300   8,075     424      207     59     34     5.97  
  45,149     1629      804     173     104     3.99  
サイズ   ニコニコ平均視聴動画数   外部プレイヤ平均視聴動画数   平均 
180×900   1.94     1.70      1.82  
180×450   2.46     1.23      1.84  
180×300   2.04     1.74      1.89  
平均     2.15     1.56     1.85  

1日当たりのユーザーは700〜900人

VOCALOID Daily Wacterブログパーツ

作者マイリストを元に1日の新作動画を表示するブログパーツ


 ブログパーツPV   動画クリック数   動画セッション   外部プレイヤークリック数   外部プレイヤーセッション   クリック率 
  27,436      423      189      38      24      1.68  
 ニコニコ平均視聴動画数   外部プレイヤ平均視聴動画数   平均 
  2.23     1.59     1.91  

1日当たりのユーザーは150〜250人

まとめ


VOCALOID Ranking Watcherブログパーツは1日に1800クリックされてる(内180は外部プレイヤー)。
ニコニコ利用者の場合1人当たり平均2.15動画、非ニコニコ利用者の場合1人当たり平均1.56動画を見てる。
ブログパーツ自体のプレビュー数は45000でクリック率は約4%。
利用ユーザー数は1日700〜900人。


180×900サイズが貼られている大きめのサイト
初音ミクみく
初音ミクwiki


180×300サイズが貼られている大きめのサイト
初音ミクニュース
・イイアクセス


VOCLOID Daily Watcherブログパーツは1日に460クリックされてる。(内40は外部プレイヤ)。
ニコニコ利用者の場合1人当たり平均2.23動画、非ニコニコ利用者の場合1人当たり平均1.59動画を見てる。
ブログパーツ自体のプレビュー数は27000でクリック率は約1.68%。
利用ユーザーは1日150〜250人。


ちなみにDaily Watcherの方は1日の投稿動画1つに付きクリック数が25ほど増減してます。


Daily Watcherが貼られている大きめのサイト
初音ミクみく
初音ミクwiki
初音ミクニュース


まぁ、こんなところです。
ニコニコ外部から人を呼び込むって窓口にしたいって意味合いで始めたのでそこそこいいのではと思ってます。
紹介動画を作って毎日1000人2000再生分、動画へ人を誘導するって考えれば割に合ってるんじゃないかと。


元々のブログパーツ制作コンセプトは1日にたくさんの動画見てもらうことではありませんからね。
1日VOCALOID動画を1動画を見てもらえればいいやって感じでしたので。
毎日の投稿量に圧倒されて1日に1動画も見ずにフェードアウトされるよりも無理をしない量を継続的に見てもらえた方が長期的なのではないかなと思ってます。
もちろん追える人はいいんですけど、時間が有限である以上多くの人にそれを望むのは難しいんじゃないかと考えてます。
あとは紹介するだけではなくて、いかにその動画へ行ってもらうかが重要だと思ってます。


紹介動画を作ってた経験上、その紹介した動画へと人が移動してくれなければただの自己満足ですからね。
そのあたりは気をつけているのですが、解が分からなかったのでブログパーツで窓口増やしまくっちゃえって作戦をとってます。


あと、上のデータには含めてないのですが一昨日からDIVAのwikiにこれらのブログパーツが貼られてみたいで
1日のPV数が14000ほど一気に増えてます。
まさかここまで増えるとは思いませんでした。


作った当初はふるみっくプレイヤーの設置数を目標にしてたんですけど結構いいんじゃないのってな感じです。
おかげ様で界隈のいろんなところで見かけるようになりました。

VOCALOID楽曲動画への人の流れ。

なんかモデル図作りたいなーと思いながらとりあえず単純化
実際はもうちょっと細々してると思うのですが、簡単にするために人の流れが主要そうなもののみにしています。


ある動画へ投稿後からどういった形で人が流れていくか簡単に図にしてみました。
青い矢印の順に段階を踏んで流れていくと思ってもらえればOKです。


図中にある「価値観」ってのは「判断基準」だと読み替えてもらえればと思います。


個人→VOCALOIDコミュニティ→機械システム→派生


ってな感じで集団というか支持を判断するものを流れていきます。


投稿直後からニコニコのランキングにも載ってないVOCALOID動画を追いかけているのはVOCALOIDコミュニティに属してる人間くらいで初期にそういった人たちの間で口コミが広がると次の機械的システムに引っかかるようになります。


現状初期段階ではこの人たち次第って感じですね。
まぁ、その後ニコニコ動画内でVOCALOID動画を見る人の価値感に沿った動画へ人が流れていきます。
派生が出てくる場合には派生の価値観に沿ったものですね。


要は段階的にフィルタに通しているようなもので、フィルタが多ければ多いほど最終的な曲に特定の傾向が出てくると思います。
例として言えば、恋愛など普遍性のあるテーマの曲等でしょうか。


でもそれだと面白くない場合もあるかもしれないので、色々幅広く聞きたいのなら最初期のブログとかそっちの方がいいかもという話。
でも楽したいからランキングだよねっとなると偏ってきちゃうよねっていう。


あと、投稿から1週間以上たった動画へ人が入るには検索、もしくは外部からの紹介になってきます。
検索の際はサムネイルとコメントの内容でクリック率に差が出てきます。


まぁ、これくらいですかね。

VOCALOID界隈というものについて雑記。

twitterSNSに前々から書こうと思ってた例えを書いたのでこちらでも。
というかチラシの裏で。

                                                                                                                                • -


ボカロに関しては色んな線が重なってる交点みたいなもんだと思ってる。
それぞれが違う動機で入ってきて違う目的を夢見てる場所。
そういった線が重なってる場。
集まってきた線が収束して一本の線になることはないでしょう。
同じ夢を見てないもの。

                                                                                                                                • -


上記が各所で書いた例え話です。


各人いろんな動機で入ってきてそれぞれ目的を持っています。
動機が同じであれば目的は同じであることが多いでしょうし
動機が違っていれば目的は違うことが多いでしょう。


VOCALOID界隈というのはそういった人たちが集まっているわけで
未来を見据えた目的としては同志ではないと思います。


だからこそ自分個人としてはそれぞれの目的に沿って好きなようにやっちゃいなよって思うわけです。
少なくとも自分は自分自身の目的のためにそうさせてもらっているんですけどね。


動機・目的が違う人たちが偶然にVOCALOID界隈にいて
互いに持ちつ持たれつの関係をやってるからパワーみたいなものがあるのだと思います。


パワーがあるとそれを一つにまとめて、特定の目的に為に使えば凄そうなことができそうです。
実際に、このパワーを特定の方向に誘導して変革のようなものを起こしたい人もいると思うのです。
ただ、個人的には界隈のパワーを一つにして丸々少しずれた別分野にぶつけるというのは難しいと思います。
だってお互い目的が違うのですから。
留まっている限り利害が一致しているのですよ。


凄いパワーに見えたものが界隈から少しずれただけで同じ目的の人しかついてこなくなるため、すごくか細く見えると思います。


だから、そういった方面から見れば刹那的かもしれませんね。


ただ、動機・目的が違う人たちが集まるということは
本来接点を持つことがなかった人たちが集まっているということでもあるわけです。
本来係わり合いになりそうもなかった人を自分の分野に引き込んだり、逆に自分が別分野に触れることもあるわけですね。
だからVOCALOIDの面白さや楽しさってのはその辺りなんだと自分は思います。


VOCALOID界隈っていうのを構成している人たちは特定目的特定思想の集団というわけではなくて
VOCALOIDという場を一緒に利用している住民の集団なのだと思います。


その地域に住むことで持ちつ持たれつの関係ができるってある意味、地縁みたいなものなのではないでしょうか。


まぁ、地縁みたいなものは大嫌いという人もいますからね。
VOCALOIDという場に住んでるメリットなりデメリットなりをどう使うかは各々次第ということで。
住んでいる地域によって外的な評価が下るってこともたまにありますから。
これはVOVALOIDに限らないでしょうけど。


というわけでチラシの裏終わり。